『ギターを始めたけどコードを押さえられなくて挫折しました』
という悩みをよく聞きます。
どうしても押さえられない場合は
挫折しないように押さえ方を少し変えたり、
省略する方法(こちらは賛否両論)等色々な教え方をしてきました。
弾き語りでは非常に重要なコードですが最初からコードを押さえる練習をしていくと、
挫折の原因になるかもしれません。
アコギでの弾き語りの場合は特に注意。
エレキギターに比べると基本弦が太いので
指が痛くなりやすく
最初の数ヶ月は痛みとの勝負にもなります。
コードを押さえるのに必要な技術
- 指をある程度バラバラに動かす技術
- 押さえるのに必要な力(慣れてからの脱力)
が必要になります。
コードチェンジの際の話ですが、
各指が常に同じ弦を押さえ続ける事はそうそうあり得ません。
※パワーコードの場合はあり得る話ですが。
例えば
『C』から『F』の場合…
- 人指し指は2弦1フレットから6弦全て抑える
- 中指は4弦2フレットから3弦2フレット
- 薬指はそのまま
- 小指は4弦3フレット
と上記の動作を瞬時に行わなければなりません。
なので指をバラバラに動かす技術、
押さえ続けるのに必要な力を鍛える練習をすることで、
コードを押さえられるようになるまでの道を
短縮してあげることが出来ると僕は思います。
では実際にどうしていけばいいのかを書いて行きたいと思います。
運指練習をする
それは運指練習です。
人指し指→中指→薬指→小指
小指→薬指→中→人指し指
と順番に弾くものです。
僕が教える時は運指に集中させる為
3弦のみでこの運指をやってもらってます。
おそらくですがやってるよという方は多いかもしれませんが、
どのくらい、どのようにやっていますか?
最初のうちは運指練習は長めにやった方がいいと思います。
左手に疲労を感じるまで。
筋トレのような感じですね。
フォームも注意したいところです。
指が倒れないように注意しましょう。
よくあるのは第一関節が内側に寝てしまう事です。
こちらはコードを押さえるときに他の弦をミュートしてしまう原因になるので
直しましょう。
ギターを弾くのに必要な力が少ない場合にありがちなので、
最初は矯正するのが大変でもやっているうちに改善されていきます。
運指練習の際には以上の事に注意しながらやっていきましょう。
更にレベルアップして
実際には上記の人指し指から順番に動かすだけでは、
バラバラに指を動かすことは出来ないので、
おすすめの運指のパターンをいくつか上げておきましょう。
『人→薬→中→小
小→中→薬→人』
この練習もとりあえず3弦のみで行いましょう。
最初はBPM50〜80位の4分音符から初めて16分音符まで行うようにしましょう。
ここで注意していただきたいのが、
無理に早くせずにミスがほぼ出ない状態になってからテンポを上げていきましょう。
一日30分もやれば確実に効果が出てきます。
実際にコードチェンジの練習をひたすらやる
あとは好きな曲のコードを一日2つづつ位のペースで覚えて
コードチェンジの練習をしていくと
精神的にも負担がなくコードを覚えられ、
押さえられるようになっていきます。
あくまで僕個人の教え方なので賛否両論あると思いますが、
もしいつまでもコードが押さえられなくて悩んでいる方は
騙されたと思って是非やってみていただきたいです‼︎
別の機会に運指練習の詳細をもっと噛み砕いて書いていけたらと思います。
早く弾けるようになりたいという気持ちは非常に大事ですが、
ある程度弾けるようになるにはやはり時間がかかってしまうものです。
※すぐ弾けるようになってしまう方もいるので、
上達には個人差がありますが。
最後に
一日にいけるところまでやるというよりは、
一日に一つか二つ何かをマスターする
というやり方の方が確実に上達して行けますよ。
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