アップストロークが引っかかるなどの原因は、
手首の脱力
指先の脱力
が出来ていないケースがほとんど。
実際にどのように練習したらいいのか。
今回はストローク時の脱力方法について説明していきます。
ストロークがやりにくい原因とは
手首のがしなやなじゃなければ、弦に引っかかりを感じたり硬い音になったりしてしまいます。
ダウンストロークの場合は、すべての弦を通りきるまで
ピックが上を向いている状態
アップストロークの場合はすべての弦を通りきるまで
ピックの先が下を向いている状態が好ましいです。
こちらが逆になってしまう場合は、
ブレーキをかけている状態になるので、
ピック側にかかる衝撃が強くなってしまいます。
スケートのブレーキと同じような感覚です。
スケートの刃を進路方向と逆側に向けるとブレーキが掛かってしまいますね。
なぜ手首の脱力が必要か
手首の脱力が出来ていると自然と出来ます。
ダウンストロークする時に手首の脱力出来ていると
振りかぶった勢いでピックの先が上を向きます。
アップストロークの場合上に上がる勢いでピックの先が下に向きます。
この弾き方が出来ていればブレーキを掛けずに
スムーズにピックが弦を通るので自然といい音になりストロークがやりやすくなります。
結論手首の脱力がストローク時には重要になって来ます。
指先の脱力
手首の脱力と同じくらい指先の脱力も必要になって来ます。
指先の脱力が出来ていない場合
ピックに遊びが無くなる為、引っかか不要な感覚がある場合がほとんどです。
音も硬めな音になってしまいます。
遊びがあると弦に当たった時にピックの角度が変わりやすいので、
ダウン時には上に向きアップ時には下を向いてくれます。
力が入り過ぎている場合ピックには遊びがなくなり、角度がほぼ変わらない状態になります。
なのでピックを落とさないギリギリの力で握るのが理想となります。
練習方法
左手は原音は出ないようにミュート状態にします。
最初はBPM50〜80位からスタートするといいでしょう。
まずは、ダウンストロークのみ4分音符で弾きます。
注意するのは、手首と指先の脱力です。
良く言われるのは手を洗った後の水を切る時の動作と一緒にする事です。
手首には力を入れず勢いよく振るときの動作です。
この時に一瞬で振り抜くように練習しましょう。
僕が音楽学校に行ってる時は
録音してスロー再生しても6弦から1弦まで一音に聞こえるようにピッキングするようにと言われていました。
ダウンストロークは比較的出来る人が多いのではないでしょうか。
今度はアップストロークの練習です。
今度は8分裏(4分音符でクリックを鳴らした場合の間)
にアップを入れます。
「タッ・タッ・タッ・タッ・」の
「・」の部分になります。
この練習も手首と指先の脱力と
一音に聞こえるようにしっかりと練習しましょう。
こちらで引っかかるような感覚がある場合、
脱力が出来ていない可能性が高いです。
動きとしてはダウン時と同じで水を切る動作の逆バージョンと思ってください。
これである程度できるようになってきたら、
アップとダウンを組み合わせて8分音符でダウンアップを繰り返しましょう。
どうしても脱力が出来ない場合
脱力の感覚が分からない方は、
空振りとの比較をしてみるのがオススメです。
いつも通りギターを構えて、
弾くように見せかけて空振りで上の練習をやってみてください。
空振りで脱力の感覚を身につけて、
実際に弦に当ててみましょう。
手首が固まったりする事がある場合、
上記の空振りと比較していく事で、
脱力の感覚が身に付いてくると思います。
以上の事を理解して練習をしていけば、
確実に音が綺麗になり、ストロークが楽になります。
是非練習してみましょう!
ギタリストDでした!
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