ギタリストDの音楽日記 【苫小牧ギター教室】

ギタリストに役立つ情報発信をしていきます

【ロックギタリスト必見】ブリッジミュートで気を付けること

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今回はロック系の奏法でかなり重要になってくるであろう奏法

ブリッジミュートについて解説していきます。

 

 

ブリッジミュートとは

ロック系でよく聞く

『ズンズンズンズン!』

という音の時の奏法になります。

(パームミュートとも言うみたいです。)

右手で弦を押さえて鳴りを変化させています。

基本はただ置くだけなのですが、

実は奥が深いです。

 

右手を置く位置

僕は大きく分けて3つの位置を使い分けております。

残響を長く残したい場合

重めのブレイクダウン(メタルコア等でよくある『ズンーーーーー』)

ブリッジギリギリのところで浅く

ミュートします。

浅くかけることによってサスティンが長く残ります。

ピッキングは強めの方が歪み方が綺麗になるイメージなので

僕はかなり強めを意識しています。

(握力、腕力に個人差があるので強さは人によって異なると思いますが。)

この場合押さえる力も弱くした方が長く伸びます。

ベースにも負けないような低音を出すイメージで弾くといいかなと思います。

 

8分音符で刻む、16音符で刻む場合

速めな曲の場合はタイトになった方がかっこいいケースがほとんどかなと思うので

ブリッジとリアピックアップの真ん中らへんをミュートして弾くとタイトになります。

曲の雰囲気に合わせて

  • 真ん中よりややブリッジ側
  • 真ん中よりややピックアップ側

と調整しております。

テンポが速めな曲の場合はタイトにするために

ややピックアップ側

遅めな曲の場合は

ややブリッジ側にしています。

 

よりタイトなミュートの場合(ほぼカッティングのような音)

ちょっと特殊になりますがモダンメタルとかDJENTとか呼ばれるようなジャンルの

チャグパート(ジャカジャカジャカッジャカ)的な時は

もう少し深いミュート(リアピックアップ上位とか)

にしてあげると

かなりタイトになります。

あまりやりすぎると原音が変わってしまう可能性があるので注意です。

 

右手の押さえる力

右手で押さえる力の話です。

ふわっと緩く抑えればサスティンは長めに残る

きつめに抑えればサスティンは短くなる

というイメージです。

遅めな曲の場合は少し緩め

速めな曲は少しきつめで押さえます。

 

※きつく抑えすぎるとピッチがシャープ(高く)なってしまったり

残響が残らなくなります。

ココは要注意です。

ピッチが変わってしまわない程度で調整していくといいでしょう。

 

ピッキングの強さ

ロック系に関してはなるべく強くピッキングした方が歪みが増し

かっこいい演奏になります。

あとは弦を抜ける時のスピード(ピックが弦にあたり離れるまでのスピード)が

速い方が良いと思います。

これが遅いと弦を摩擦する時間が長くなるので、

ピッキングノイズが目立つ演奏になってしまいます。

 

まとめ

人によってブリッジミュートの方法は変わると思いますが、

私は以上の点を意識しています。

『ザッ』とサスティンが全くないミュートの音の場合は、

押さえる位置がネック寄り過ぎる

押さえる力が強すぎるので

押さえる位置をブリッジ寄りにして、押さえる力を弱めましょう。

 

なんかイメージと違うなと感じた時は、

この記事で書いた事を思い出してみてください!